泌尿器科で尿管ステント留置の説明を受ける

7月、子宮摘出手術の準備が予定通りに進んでいきます。
手術前の検査というのがいろいろあって、全身麻酔のための説明を受けたり、呼吸機能の検査を受けたり、尿管にステントを入れる説明を受けたり、1日がかりで検査を受けます。

特に全身麻酔は万が一の事態が起きないようにいろいろ検査がありました。呼吸機能のほかに肺のレントゲン、口腔外科で口の中も見てもらいます。
歯がぐらぐらしていないか、虫歯がないか等、意外なところまで検査がありました。

わたくし歯石があったので取ってくるようにいわれました。
お恥ずかしい。

全身麻酔中は気管に管を入れるので口の中の菌が気管に入ると肺炎を起こしてしまうのだそうですよ。

手術の後に肺炎だなんて最悪ですよね。
ちゃんときれいにしておかないとです。

そして気になっていた尿管ステント留置。
泌尿器科で詳しく説明を受けました。
ダブルJ(ジェイ)ステントという管を膀胱から腎臓まで通しますが、そのステントというのをどうやって通すのかという説明を受けました。

まず、尿道にゼリー状の麻酔を注入する。
つぎにカメラを尿道から膀胱にいれカメラで膀胱の中の穴を確認。
その穴が尿管の穴なのでカメラで確認しながら穴にステントを入れ、腎臓まで通す。


なんか聞いただけで痛そうなんですけど。。。

膀胱から腎臓まで…。気分が沈みます。


ちなみにダブルジェイといいうのはステントの両端がJの字状にくるんと曲がっているからそういうのだそうです。
両端だからWなんですね。
くるんとまがってることで腎臓と膀胱に引っかかって抜け落ちないようにしているというわけです。

ほーー…、て、そんなトリビアいらんわ!って突っ込みそうになりましたが、なんかその説明もまた痛そうな…。

腎臓と膀胱に引っ掛かってるわけですよね?
大丈夫なんすかね。
わたくしそれ聞いてさらに鬼奴みたいな顔になっちゃいましたよ。。



そしてもろもろの検査のあと、今回で3回目のリュープリン注射を打ってきました。
初回の注射がかなり痛かったので2回目からはおなかに打ってもらうことにしました。
それでもいたいんですけどね、だいぶマシです。
けっこうビビりですね、わたくし。

6月に2回目のリュープリン注射を受けてから、生理は止まっています。
更年期症状が出るかと思っていたのですが運よく何もなく、普段通りに過ごせました。

初回のリュープリン注射の時に説明を受けたのですが、女性ホルモンが減ると骨粗しょう症になりやすいのです。
なので、その予防にカルシウムをたくさん取るよう牛乳を多めに飲んだりカルシウムのサプリを時々飲んだりして少し気を使ってみました。

来月、8月には手術なので、今回でリュープリン注射は終わりです。
やはり5月の生理が最後となりました。


子宮摘出手術まであと1ヶ月を切りました。
子宮がある状態もあと少しです。

準広汎子宮全摘出術ってどんな手術?
卵巣は残すが卵管は取る?
お医者さんに聞いてみた

6月、夫とともに婦人科を受診し手術の詳細を聞きました。

前回受診するときに次回は夫も一緒に説明を受けますと医者様に伝えておいたのでスムーズ流れで説明がスタート。

切除する部分は子宮全体と子宮頚部、卵巣は残す。

うんうん、そこはこの前聞いた説明と同じ。

で、聞いてみました。

Q.

具体的にどういう範囲で子宮頚部を切り取るのか、そして切り取った後はどのような状態になりますか。

A. 子宮頚部を数センチ切り取って、そこを縫い留めるので膣は袋小路のようになります。
卵巣は残しますが卵管はがんの予防のため切除します

Q.

普通に動けるようになるのはどれくらいからですか?

A. 何もなければ1か月くらいでかなり回復しますが、状況によって様々ですので長めに考えておいたほうがいいでしょう。性行為は術後3か月は控えてください

聞きにくいことまでしっかり答えていただけました。
夫と一緒に行くとこういうメリットがあります。


子宮を取ってしまうと当然子宮がんにはなりませんが卵巣を残すので卵巣がんにはなります。
卵管からがんになることもあるので不要な卵管は切除するということでした。


卵巣を残して排卵は続くけれども、行きつく先の子宮がないので卵管も不要。

だとすると、ちいさな疑問が…

Q.

排卵された卵子はどこへいくのですか?

A. 排卵された卵子は体内に吸収されます。内出血などが自然に吸収されてなくなるのと同じです。



体内に吸収されるんですねー。それでも排卵は通常の閉経まで続くんですね。50歳くらいまでですかね。
子宮も卵管もないのに排卵を続ける卵巣にちょっと虚しさを感じますがもうしばらく頑張ってもらわないとですね。



これでだいたい気になっていた疑問は消えました。

そしてこの後前回も説明された「尿管ステント留置」という処置の説明を受けました。

手術の前日、または数日前に膀胱から腎臓までの尿管に管を通す処置です。
何のための処置かというと、一つは手術中に尿管の位置がはっきりわかるようにするためと、もう一つはもし尿管を傷つけたときにも管を入れておけば傷が治れば尿管が元通りに機能するらしく、そのための処置とのことでした。

この件、前回もかなり詳しく説明され、さらに泌尿器科の先生から詳しく説明があるということで、この入念さ、何かあるのかしら??と少々不安になっていました。

そして今回再度の説明で、ますます気になってきました。


そしてやっぱりこのなんとなくの不安は残念ながら的中してしまい、「尿管ステント留置」の処置で予想外のことになってしまうのです。

リュープリン注射の4日後に生理が

5月、女性ホルモンを抑えるためのリュープリン注射初回でしたが、この時生理が遅れていました。

リュープリンの初回投与は月経周期1〜5日目に行うことになっていて、そのあたりに注射が出来るように4月の婦人科受診時に5月の生理予定日の少しあとくらいに受診予約を入れていました。
が、めずらしく整理が遅れ、受診日になっても来てないので婦人科の先生にそう伝えました。

でも、そろそろ生理くるでしょうってことで、初回注射決行。
(その時の状況はリュープリン注射スタートをご参照くださいませ)


そしてその4日後、いつものように生理が来ました。
注射関係なく今回までは生理来て当然なのですが、来月、ちゃんと生理とまってくれるのかちょっと心配ではありました。

この5月の生理でもしかしたら人生最後の生理になるかもしれない。
これが最後と思うと、うっとおしくて大変だった生理でもお別れするのが寂しくなります。

子宮さん、いままで毎月ありがとう。
最近ずっと必要以上に大放出してくれていたけど、もうその役割も終了です。

クリニクスを使うのもこれで最後なんですよね。
たくさんストックしてあったんですけど。



そして6月。無事生理は来ませんでした。

準広汎子宮全摘出術ってどんな手術?
そこ詳しく

手術の日も決まり、それまでは1か月に1回リュープリン注射を受けに病院に行くことになりました。

5月に初回のリュープリン注射を受けたとき、注射をしてくれる看護士さんから

「手術するの? どれくらい取るの?」

と雑談的に聞かれ、多分これくらいとしか答えられなくて、看護士さんから「ちゃんと聞いたほうがいいよ」とアドバイスされたのです。

そしてずっと思っていたのですが、子宮を取り出した後ってどうなるんだろう
どこからどこまでを切り取ってそのあと今の生活と変わるところはあるんだろうか


準広汎子宮全摘出術というのも医者様から説明されたわけではなくて、わたくしが電子カルテをガン見してそこに書いてあるのを見て知りました。

初めて見たときは『準広汎』ってどういうことなのか意味が分かりませんでした。
そして帰り道にググるのです。
準広汎子宮全摘出術ってなんでしょう、グーグルさん。

その場で聞けばいいんでしょうが、聞きづらいんですよね。
しかも、電子カルテをガン見しながら指さして
「その準広汎子宮全摘出術っていうのはどこからどこまでとるんですか?」
とな。。。
やっぱり聞きづらい。

単純子宮全摘出術より子宮頚部を多く切り取るということらしい。

今までお医者さんから聞いたことは

子宮を全部取ります
子宮頚部も取ります
卵巣は残します


ということでした。

子宮頚部を多くってどのくらい多くなのか、取ると取った後はどうなるんだろうかとか。

やっぱり大事なことなので次回夫にも一緒に来てもらって詳しくきいてみることにしました。

次の通院時の話はこちら ↓↓
準広汎子宮全摘出術ってどんな手術?
卵巣は残すが卵管は取る? お医者さんに聞いてみた

リュープリン注射スタート

2019年5月。

手術が決まるといろんなことが進んでいきます。

まず、手術の日程。今の仕事がひと段落する11月くらいを考えていました。
状況的にすぐに手術が必要なわけでもないので、少し先でもいいのかなと。

そして今の巨大な筋腫を少しでも小さくして手術に臨むためにリュープリン注射というものを開始。
これは女性ホルモン(エストロゲン)を低下させて閉経状態にし、筋腫を小さくするための処置です。

女性ホルモンを低下させて閉経状態にするので当然更年期症状が出ることがあります。

ただ更年期症状は通常でも人それぞれ、酷かったりたいしたことなかったりかなり差があるのでやってみないとわからないのだそうです。

それで小さくなるのならその注射だけで筋腫がなくなるのでは?と思うのですが、この注射は6か月までしか使えず、さらに閉経状態にしたとしても数センチ小さくなるだけ、なのだそうです。
残念。。。


それでも少しでも小さくなると手術も楽ですよね。
ぜひお願いします、と小さくなることを期待して今回からリュープリンスタートです。
皮下注射と聞いていたし、インフルエンザの予防接種くらいだろうと軽い足取りで注射室へ向かい順番を待っていました。

注射ルームの中で看護士さんが注射の準備をしているのが見えました。
あれ、誰の注射かしら??とのんびりながめていたらそれがわたくしの。

なんかちょっと、想像してたのより注射の量が多い。

皮下注射なので腕以外にもおなかとかおしりでも注射できるようですが初回は素直に腕に。


看護士さん:じゃ、うでにしますねー。
ちくっとしますよー。

と、いつもの注射の声掛け。わたくしもはーい。とリラックスして腕を眺めていましたが、

いたっ!!!
いったーーーーい!!!


注射液が入ってき始めると予防接種の時とは全然違う痛みが!
液が入ってくるときのむぎゅーっと重い感じが今までの注射と一味違います。。。


注射が終わった後も腕が熱く重い感じです。
これがリュープリン注射。。。
なんか想像以上でちょっと焦りましたが無事終了。


そしてさらにびっくりなこの日のお会計。
1万円超え!!

たっかーーー!!


恐るべし、リュープリン注射。

セカンドオピニオン、やるかやらないか

人生は迷いと決断の連続。

手術が決まってからセカンドオピニオンを受ける方も多いと思います。

最近は手術の方法や治療法などネットで検索すればいろいろ情報があるので、自分で調べてできるかぎりベストな結果を求められるのはいいことですよね。


以前のようにお医者さんのお言葉だけを信じて結果は神に祈るという完全に受け身な患者でいる必要はないのです。

わたくしも考えました。セカンドオピニオン

友人にも勧められ、わたくし自身も手術にはまだ抵抗があったのでやっぱり受けたほうが迷いがなくなるしいいでしょ、と思ったのです。

で、セカンドオピニオンについていろいろ調べて、
…結果、受けるのやめました。

その理由は下の4つです。

相談した病院に転院できない
 現主治医のもとで治療を受けることが前提での相談になる


「治療法に不満がある」ということが主治医にはっきりつたわる
 (結果、主治医との関係に悪影響があるばあいもある)


保険適用外なので数十分の相談でも2~4万円ほどかかる


結果的に現在の主治医と同じ意見になることが多い


今の治療方針に不満がなければセカンドオピニオンを受けたりしませんよね。
ということで、医者様にこちらの不満がストレートに伝わってしまいます。

そして最後の「結果的に現在の主治医と同じ意見になることが多い」
これ、なんか悲しいですが、そうなりそう、とわたくしも思ってしまいました。

そういうのって余程のことでないと、言ってくれなそうな気がします。
こっちの手段の方が絶対にいい!っていうのでない限り無難に「今の治療方針で問題ないですよ」と言われそう。
わたくしが医者でも「ほかにも方法あるけど、今の方針でいんじゃない?」思うかもしれません。
自分の患者じゃないし。
しかもわたくしの場合命にかかわるような重い病気じゃないですし。


ただこれだとセカンドオピニオンマイナスばっかりってことになるので、やって良かったという方いたらどんどん声を上げてほしいなと思います。
残念ながらわたくしが調べた中では不安、不満の方が多かったです。

良い例がいろいろあれば、お医者さまに遠慮してセカンドオピニオンやめるっていうのもなくなりますしね。

自分の体は一つだけなので、自分が納得した治療を受ける。

自分の意見は遠慮なく言うってことが当たり前になるといいですよね。

子宮全摘手術、本当に必要なんだろうか

医者様から子宮摘出手術の説明を受けたものの、わたくしまだまだ手術には後ろ向きでした

生理が多いくらいで(貧血もあるんだけど)生活上とくに困ってることもない。
痛いとか苦しいとかもない。

それなのに全部取ってしまわないといけないんだろうか。

たしかにもう子供を産まない年齢になると、子宮はあっても使うことはないかもしれません。
卵巣を残せば更年期障害になることもありません。

医者様からすると、子宮を取ってしまえば子宮がんにもならないし、子供を産まない人には子宮を残しておくメリットはないということになるのでしょうか。


ただ、手術するとなると、

1か月ほど仕事ができない
開腹手術なので手術後は痛いし体力も落ちる
後遺症がないとも言えない



こういうことがあるわけで、
よくある手術とはいえ、簡単なことではないのです。

準広汎子宮全摘出術

やるとなると大変。そして痛そう。
術後つらそう。

しかもわたくしタイミング悪く転職したばかりで非常に休みづらいです。
そもそも1か月もやすめるんだろうか。

いろいろ問題はあるものの、子宮頸がんに進行する前に取ってしまったほうがいいのはたしかです。

心配ではあるけど、やっぱり手術したほうがいいのだろうな、と少しずつあきらめに近い気持ちが出てきていました。

4月、新しい職場へ
そして高度異形成になる

4月、長男はキラキラの大学生活スタート。

そしてわたくし母も、新しい職場で新しい出会い。

心機一転頑張ろうと思っていた4月の婦人科の診察でした。


ちょうど長男の入学式の日。
受診のため入学式を途中で退席しフォーマルウエアのまま婦人科へ。
(;´▽`A“

そして前回の検査の結果が中等度異形成から高度異形成になっていました。
( ̄□ ̄;)!!

高度異形成。。。

お医者さんは淡々と言いました。

高度異形成になると治療が必要になる。
治療といっても病変部を切り取る手術。
通常は円錐状に子宮頚部を切り取るが、グリーンさんの場合筋腫が子宮頚部に近いところにあって、しかも巨大なので円錐切除術はできない
なので、子宮すべて摘出する手術になる。

え。
Σ( ̄ロ ̄lll)

子宮すべて摘出!?


ということは、腹腔鏡手術ではなく、開腹手術

手術は避けたかったわたくし。
・・・そうですか。と納得いかない表情のわたくし。

お医者さんは加えてこう言いました。
これは、わたしだけではなくて、ほかの医師とも相談した結果ですから。と。


そーなんですかねぇ。。。
往生際の悪いわたくし。

この時まだなんとか手術を避けたく、ほかに方法がないものだろうかと考えながら帰宅。

心とは裏腹のおめでたいアイボリーのフォーマルウエアでとぼとぼ帰宅。
(-。- )

そしておうちに帰って、入学祝の紅白まんじゅうをしょっぱい気持ちで食べたのでした。

MRIの結果、巨大な子宮筋腫が!

2019年2月

MRIの画像を婦人科受診時にみました。。。
どでかい丸いかたまりがしっかり写ってます!
Σ( ̄ロ ̄lll)

でかっ!!


膀胱の上からおへそのあたりまで
大きな塊がどーんと。


この大きさは10cmどころではないような。。
( ̄▽ ̄;)

医者:これは、かなり内臓を圧迫してますね…

グリーン:そうですね  (;´▽`

医者:血液検査の結果も、貧血ではないけどギリギリ…

グリーン:生理、けっこう多くて

医者:うーーーん。これはちょっと専門の先生に診ていただきます

専門の先生??腫瘍の先生ってこと???

何にしても、この子宮筋腫のサイズがやっばいってことですよね???

確かに、鉄剤ももう半年くらい飲んでいるんですが、
生理の量も半年くらい前からかなり増えて
ナプキンもクリニクスじゃないとダメなくらいだし、
鉄剤飲んでも貧血になりそうだし。

これはもしかして手術?
(^▽^;)

筋腫はあっても特に問題ないはず。
ただこの大きさはどうだろう???
そしてお医者さんの反応も、ちょっと前回と違う。
なんか心配…


そしてこれは、しっかり不安的中となるのです。。。

MRIで子宮筋腫の状態を確認

2019年1月

MRIを撮ることになりました。


自分の感覚でもおなかがポッコリしてきた気がしていて。。。
前からぽっこりだったけどさらにぽっこり。

自分でも妊婦か?と思うくらい。
( ̄▽ ̄;)

いざ、MRI撮影。
おなかを固定するためにポッコリおなかに重りを置いて布で巻いて固定。
動くとちゃんと画像がとれないらしい。
。。。しかし、ちとくるしい。

技師さん:緊張してる?
大丈夫よー。痛いことしないから(笑)

機械の音がうるさいから耳栓するねー。

あと狭いとこ大丈夫?
ときどき狭いのがだめで検査できない人もいるから、
無理になったら言ってねー。

これナースコール持っててね。

眠くなっちゃう人もいるから、
もし眠くなったら寝ちゃっていいからねー。




なんか、緊張。。。
なんか手に汗、てか体も汗
( ̄Д ̄;;
狭いとこは大丈夫、でかい音もたぶん大丈夫。。。

そして点滴に造影剤が注入され、検査開始。
円筒状のMRIの機械の中に体が入っていく。

そして

カン カン カン カン


たしかにすごい機械音! ( ̄△ ̄;)

でも、そんなに恐怖感はない。
そんな感じでじっと動かず
汗かきながらも撮影。(汗は大丈夫)

何回か取れた画像を技師さんたちがチェックする
中間チェックのようなものが入り、

良く撮れてるよー。
と励まされ(笑)

MRI検査は無事終了しました。

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