給料安すぎ！底辺から抜け出す方法

手取り15万円から抜け出す土台づくり

昨今話題の手取り15万円問題。
ゼニーもデザイナーという職業柄、こういう人は過去の自分も含め普通に出会います。
恥をさらすようですが私の初任給は手取りで15万円どころか額面で15万円でした。

これが地方の実家暮らしとかならなんとかなるんでしょうが、私も含め、私が知っている人たちは東京で働いている人たちです。

東京で生活するのに手取り15万円は相当キツいです。
投資とか考える余裕がありません。

若くてこれからって人は手取り15万円でもまあ今は何もできないから仕方ないなとも思うんですが、今問題なのは中高年でも手取り15万円って事です。

なんでこうなんてしまうのか？

自分がもっと稼げることを知らない
結婚などのライフイベントがなくお金の危機感がない　など

若いころの気持ちと知識のまま年を取ってしまうのが大きな原因です。

貯金がほとんどなかったり、夢を見ながら年末ジャンボ買ったりします。
若者はこれでもいいんですが、中高年はまずいです。

給料が安い職場は似たような価値観、似たような生活を送る人たちの集団です。

そしてその中で似たような情報を共有していきます。
そこでの話題の中心はドラマ、ゲーム、職場の愚痴、パチンコ・競馬などのギャンブル系です。

会話の内容がほぼそれということは、考えていることもほぼそういう内容です。

辛い人生を生きていくためにはこういう娯楽は必要かもしれませんが、仕事と娯楽だけになってしまうと危険です。

長い年月をかけて蓄積していく知識が、仕事と娯楽の事だけになってしまいます。

知っていることしか頑張れない

当たり前かもしれませんが、人は知らないことは実行できません。
実行するどころか考えることすらできませんよね。

パチンコ攻略とか宝くじをコツコツ毎回買うとか自分の知識の中で頑張ってしまいます。

圧倒的に知識が不足していても、自分が知識不足だということを知らなければ貧乏から抜け出すことはできません。

私も貧乏デザイナーとしてこういう人種の中にどっぷり浸かっていたのでわかるですが、自分の想像できる範囲でしか考えられないのです。


大手に就職できなかったから給料が安い
もう少しマシな会社に移れれば…
いや、どこも似たようなものだ


この考えの中でグルグル回っていて前に進みません。

そして辛くても我慢して安い給料で働き続けてしまうのです。
私も同じように考えて人生に絶望していました。

今も仕事は続けているので完全に脱サラ・脱OLしたわけではないのですが、私が絶望から抜け出すきっかけとなったのは、やはり本、知識と情報でした。

私の仕事は書籍や雑誌のデザインがメインの薄給、しかもわりとハードな仕事です。
そんな中で偶然ですが、私がその頃時々担当していたのは某経済誌。
デザインを考える上で書籍も雑誌もざっと内容を読んでみるのですが、経済の知識がない私には全く未知の世界でした。

しかし何度も経験するうちにだんだんわかってくるものです。

少しずつわかってくると自分も株やってみようかな、とまで考えるようになりました。

そしてその経済誌で毎週紹介されていたおすすめ書籍や経済系書籍のランキング。
そこにたびたび登場していたのが『金持ち父さん、貧乏父さん』でした。

こんなに売れてるなら読んでみようかなと興味が湧いてきたので読んでみることにしました。

そして衝撃を受けました。

世の中はこんな仕組みになっていたんか！

そこで語られていたファイナンシャル・インテリジェンス、私に足りないものはこれなんだと思いました。

そして思ったのです。

こんなこと、誰も教えてくれなかったじゃん

大事なことは親も先生も教えてくれません。
なぜって、彼らも知らないから。


ここで初めて私は何をどう頑張ればいいのかを知ったのです。

このことを知らないまま生きていたとしたら、今でも私はその頃のまま年だけ取っていたんだと思います。

悲しいことですが、安職場にいるとこんなことを知っている人には出会えません。

自分でもできるということを「知る」

ひとつの知識を得ると、芋づる式にそれに関連する知識が増えていきます。
自分にお金がないのはお金の知識がなかったからだとわかれば後はお金のことを知ればいいのです。

そして知っていくうちに自分にもこれならできるということが見えて来ます。

『金持ち父さん、貧乏父さん』を読んで感銘を受けたものの、いきなり不動産投資はやはり無理です。
そして株を買うのもまだちょっと怖い。
でも投資信託なら1万円以下でも買えるからやってみようとか、現金を持っていなければ不動産を買うことはできない、だったら貯めよう、とか、現実的にできることをやってみるといつの間にか少しずつ前に進めているのです。

そして少しでも前に進めたら、いつか不動産も買えそうだと思えるようになりました。

自分でもできるんだと「知る」ことができればその方向に頑張れるようになります。

どうやればいいのか、そのやり方を知ること、情報と知識を得ることが一番大事なんだと思います。

私の場合、お金の知識を得ることができたのは偶然でしたが、私と同じくらい底辺から投資にたどり着いた人に時々知り合います。

そういう人に共通する部分は

●読書家
●やりたいことをはっきり意識している
●行動力がある

特に感じたのは「やりたい事をはっきり意識している」この部分が強いです。思考力と意志の強さですかね。

「思考は現実化する」と言いますが、本当に、まず意識してこそその知識にたどり着くことができ、やりたい事を実現していくのだと改めて思いました。

読書で知識をインプット、得た知識の中でできることをはっきり意識する、そして実行する。

インプット　→　戦略をたてる　→　実行

このサイクルで底辺から抜け出すことができると思います。

あと、読書家に貧乏はいないと言いますが、いっぱいいます。

読書のなかでも小説は娯楽の一種なので小説しか読まない読書は、ドラマ、映画を観るのとあまり変わりません。
なので目的をはっきり定めた読書というのが重要です。

底辺から抜け出すには『金持ち父さん、貧乏父さん』もオススメですが、『思考は現実化する』も必読です。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

思考は現実化する＿アクション・マニュアルつき