毎日一生懸命働いてるのにお金がない。余裕がない。
この先まとまったお金が入ってくるあてもない。このままで大丈夫なんだろうかと、なんだか心配になることってありますよね。
今、現役で働いているにの余裕がないのでは老後のことを考えるのも嫌になります。
こういう状況の女性は少なくないです。
やはり女性管理職になる人が少ないことに現れているように、女性のお給料は男性に比べてかなり少ないです。
男女の給与の差がどれくらいあるかというと2017年の男性の年間平均給与が532万円なのに対し、女性の平均給与は287万円!
なんと245万円も差があるのです。(国税庁『平成29年分民間給与実態統計調査結果について』より)
これはやはり子育て中や介護のためにパートタイムでしか働けない女性が多くて女性の平均が大きく下がっているということだと思いますが、それだけではありません。
実は正規社員だけで比較しても、男性平均給与548万円に対し、女性377万円。正規社員でも男女で171万円も差があるのです。
実際やってる仕事は男性と変わらないのに女性の方が給料が少ないというのも珍しいことではありませんよね。
しかも女性はやはり管理職になる割合が少ないので、手当ての分でも男性に比べて大きく差がついてしまいます。
女性の社会進出が進んで少子化が進んだと言われていますが実態はこんなに差があったりします。
社会進出が進んだといっても社会での扱われかたが男性とはだいぶ違うんですよね。
子育て中の働くママたちも、仕事して無償の家事育児をこなして労働量は独身の頃より多くてヘトヘトなのにお給料が少ないから自分が自由に使えるお金がないとか、親の介護等であまり働けなくなってお給料が減った、または仕事を辞めなくてはいけなくなったなどなど、まだまだ女性が無償労働の主な担い手なのはかわりません。
自分の仕事への意欲とは関係ないところでキャリアを諦めざるを得なくなり、そのことでお金に困ってしまう女性がたくさんいるのですよね。
これはいかん! いかんですよ!
こんなことでは一生懸命頑張っても女の人が豊かになることができません。
働く時間を増やしても問題は解決しない
じゃあ子育ては保育園ベビーシッターさんに外注、家事も家事サービスに外注、介護も全て介護施設に外注、なんてできたらフルタイムで働けるから男性と変わらなくなるかといえばそうではないですよね。
その分の出費もかなりの金額になってしまいますし。しかも全てを他人に頼むってやっぱり無理なんですよね。
家族じゃないとできないことがたくさんあって、介護も役所の手続きや病院の手続きは家族じゃないとできないし、子育ても子供が病気になったらやっぱり親がついててあげないといけません。
だったらもう、時間給、お給料で稼ぐという考えをやめるてみたらどうでしょう。
こんなときこそ焦って労働時間を増やしてはいけないのです。
だからといって、さっさと仕事辞めちゃえというわけではないですよ。
いつのまにか仕事や会社に生活を依存しちゃってるのを少しずつ脱却して行きませんか?ということです。
資産になる労働にするために意識を自分に向ける。自分のために時間を作る
職場で働いてる時間、あなたはどんなことを考えていますか?
企画書や提案書を作っている時、売り上げを集計している時、飲食店で接客をしている時。仕事をしている時、私たちはサービスを提供しているわけですがそれはつまり誰かのために何かをしてお金をもらっているわけですよね。
つまり考えているのはサービスを受ける誰かのこと。
そしてそのサービスを受けた人がお金を払う相手はあなたではなく、あなたが所属する組織、会社やお店です。
サービスを受ける側も提供する側も、サービスする人は実はあなたではなくてもいいのです。変わりはいくらでもいる、と言いますが誰かが辞めても困るのは少しの間だけで、仕事は問題無く動いていきます。
それなのにともすると私たちは仕事のことで頭がいっぱいになってしまいます。仕事そのもののことだったり職場の人間関係のことだったり、この1週間どれくらいの時間仕事のことを考えたでしょうか?
きっとかなりの時間が仕事にしめられていると思います。
その反面、自分のことを考えた時間はどれくらいあったでしょうか?
今の仕事を続けていても転職できるようなキャリアは身に付かないかもしれない。でも何もしてない。
いつか海外旅行に行きたいと思っているけどずっと行けてない。
貯金しようと思っているけど全然貯まらない。
仕事で疲れて何もやる気が起きない。
こんな感じにいろんなことが思考停止状態になっていませんか?
仕事のことでは他人のためにあんなに頭も体も心も使っているのに、自分にとって大切なことのためにどれだけ時間を使えているでしょう。
将来のキャリアのこと、一生に何度行けるかわからない海外旅行のこと、そして歳をとったときの自分のためのお金のこと。全部とてもとても大事なことなのに他人のことで疲れて考える余裕がないなんて、自分がかわいそうすぎます。
どんなに時間がない時でも疲れていても、自分のための時間は絶対に作ってください。
自分をもっと大切にして自分のためにいろんなことをしてあげましょう。
そうして自分のことを考えるようになると、不思議と解決策が浮かんでくるのです。
私もお金がなくてどうしようもなかったとき、本を読んだりネットで調べたりしながら「投資」にたどりつきました。
そのとき真剣になんとかしようと思っていなければ、今も老後のお金のことを頭の中から追い出していたかもしれません。
その時先延ばしにして何も対処せずにいたら、今取り返しがつかないことになっていたと思います。
他人のために働く時間より自分のために自分の将来を考える時間を大切にしましょう。
もし、今あなたが困っているのだとしたら、その状況を解決してくれる人は自分しかいません。
自分のためにどれだけ真剣に頭を使うか、そのことがお給料のために働く時間を増やすことより後々大きな実りをもたらすのです。
考えて決断して実行することでしか人は前に進めません。現状をより良くするために、自分のための時間を無理やりにでもつくってみてください。
仕事や家事育児、介護のことでいっぱいだった自分の頭に少し隙間を作って自分の将来を考える時間を無理やりつくる。これが自分を豊かにする第一歩です。
このことを自己啓発ではよく「自分のために働く」といいます。初めの一歩は小さくてもそこから大きく発展していけばいいのです。
自分のために働く時間を持つことで老後2000万円はおろか、資産1億円も全然夢ではありません。
スタートはみんな頭の中を変えることからです。
これから自分のためになにができるか、さっそく考えてみてくださいね。
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