結婚するかもしれないのに不動産を買うのか
女性の人生を一番大きく左右するのは今でも結婚かもしれません。
結婚するかしないかに関わらず、一生関わってくるのがお金です。
仕事と結婚とお金、どれも悩ましい問題ですよね。
そこでよく聞くお話、『シングルは不動産を買うべきか』賃貸一人暮らし女性の場合を考えてみました。
結論から言うと絶対買ったほうがいい。
それでは早速試算してみましょう。
都市部でよくある例をあげてみましょう。
[例]由紀さん 38歳 年収430万円
・賃貸マンションに一人暮らし
・実家に戻るつもりはない
・結婚は絶対にするつもり
今住んでいるところの家賃 7万8000円
結婚するかどうかは不確定要素なので、最悪の場合のずっとシングルだった場合を考えてみます。
この最悪の場合を考えたくなくて試算する事を避けますよね。そんな事あるわけないし。
でもリスクヘッジのためと割り切って冷静に考えてみます。
自宅マンションを買わずに賃貸に住み続けた場合
今後も家賃を払い続けた場合
(85歳まで賃貸すると仮定)
97.5万円(12.5ヵ月分)× 47年間
= 4582.5万円
なんと、4500万円以上も支払うことになってしまいます。
試算では85歳まで住んだ場合としていますが、現在も平均寿命は伸び続けています…。
もしかしたら90歳以上まで生きるかも…。うわっ、考えたくない。
と思うかもしれませんが、あり得る話です。
自宅マンションを買った場合
いま賃貸で住んでいるところより少しグレードアップして、38歳女性が住むのにふさわしい東京23区内の1Kのマンションを購入したとします。
価格 1300万円
フルローン 金利0.45%
ローン期間 30年
支払い総額(借入金+利息) 1390万円
購入手数料・登記費用等 約70万円
総額 1460万円
賃貸した場合と購入した場合の差、
3092.5万円
試算してみると、圧倒的に買った方が安いです。
たとえ結婚するとしても、絶対に買った方がいい都内の自宅マンション
先ほどの試算どおり、圧倒的に買った方が安いです。
これはだれでも試算できることですが、自分で計算してみようと考える人は意外に少ないのです。
結婚するかもしれないということと、85歳まで生きないかもしれない(長生きしたいと思っていない)ということで、マンション購入は考えたくないことになってしまうんですよね。
結婚を前提に生きている女性にとっては「買っちゃったら終わり」という言葉を聞いたりします。
確かに、マンションを買ってしまったら、いよいよ覚悟決めたか?と自分でも思ってしまいそうです。
さらに「結婚あきらめたの?」なんて親や兄弟からも何か言われそうな、触れられたくない部分のネタになりそうな気がして、なんとなく避けたくなりますよね。
しかし、実際にかかる住居費を考えてみると、もしかしたら買わないリスクの方が「終わり」という言葉に近いのかもしれません…。
老後は何かとお金が必要になります。ここは冷静に比較してみましょう。
もしマンション購入で身内に結婚ネタで突っ込まれたとしても、「将来賃貸して年金の足しにする」とでも答えておけばいいのです。
次回、マンション購入した後5年後にめでたく結婚した場合を試算します。
マンションを購入し、売却または賃貸した場合と、買わずに賃貸に住み続けた場合を比較してみます。
コメント
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