【子宮筋腫・子宮頸がん】手術費用は?限度額適用認定証の申請

子宮筋腫・子宮頸がんの手術費用はいくらかかるのか?

子宮筋腫や子宮頸がんに手術にはいろいろありますが、いざ手術となった場合いくらかかるのか?

病気に備えて保険に入っている方もいるかと思いますが、「限度額適用認定証」というのがあるのを知っていますか?


わたくしは友人に教えてもらうまで知らなかったのですが、とても素晴らしい制度なのでしっかり利用しましょう。
教えてくれた友人に感謝です。


今回、わたくしが手術入院した9月に支払った医療費は57,600円でした
それ以外は一切かかっていません。


手術が保険適用外の場合は別ですが、保険適用の手術の場合、「限度額適用認定証」を申請しておけば病院でびっくりするような金額を請求されることはありません。

1ヶ月に病院で支払う医療費の上限が収入に応じてに5段階に定められているので、その上限までしか請求されません。

どの病気にかかっても保険的適用内の治療であればこの上限までしか請求されないので、民間の高い保険に加入していなくても心配することはありません。

例えば、70歳未満の場合、一か月の給料が

27万円未満の場合 → 57,600円

27万円以上~51万5千円未満の場合
 80,100円+(総医療費-267,000円)×1%

となっています。(全国健康保険協会)

例)27万円以上~51万5千円未満の場合
  医療費の総額が100万円だった場合

80,100+(1000000ー267000)×1%
=80100+(733000)×1%
=87430


となり、医療費が100万円かかったとしても上限は87,430円になります

住民税非課税世帯はさらに上限が低く、35,400円になっています。


70歳未満の方の所得状況による区分

所得区分 自己負担限度額
①区分ア
(標準報酬月額83万円以上の方)
(報酬月額81万円以上の方)
252,600円+(総医療費-842,000円)×1%
②区分イ
(標準報酬月額53万~79万円の方)
(報酬月額51万5千円以上~81万円未満の方)
 167,400円+(総医療費-558,000円)×1%
③区分ウ
(標準報酬月額28万~50万円の方)
(報酬月額27万円以上~51万5
80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
④区分エ
(標準報酬月額26万円以下の方)
(報酬月額27万円未満の方)
57,600円
⑤区分オ(低所得者)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)
 35,400円
高額療養費として払い戻しを受けた月数が1年間(直近12ヵ月間)で3月以上あったときは、4月目(4回目)から自己負担限度額がさらに引き下げられます。
(『全国健康保険協会』より引用)

手術の前に限度額適用認定証を申請しよう

 

先ほどの計算のように月収が51万5千円未満の場合、かなり医療費がかかったとしても、手術入院の支払い金額が10万円を超えることはほとんどないと言えます。

なので心配して高額な民間の保険に入らなくても大丈夫です。日本の健康保険はとても優秀です。

病気になっても安心して治療を受けられるようになっているのですね。


病院で一度医療費を支払った後に超えた分を払い戻してもらうこともできますが、先に限度額認定証を申請しておけば、限度額以上を支払う必要はないので安心です(差額ベッド代は別)


申請した月の初日からの適用になり、さかのぼってそれ以前の医療費に対して交付してもらうことはできないので気をつけてください

手術が決まったらすぐに申請しておきましょう。


「限度額適用認定証」どこで申請するのか?


さて、そのその保険を適用するために入院前に「限度額適用認定証」の申請の必要があります


加入している健康保険によって申請する方法が少し違いますが、会社員の方は会社の健康保険に申請することになります。


国民健康保険の場合は各自治体の国民健康保険係の窓口で申請します。申請書を提出した月の1日(初日)から最長で1年間有効です。

入院前はなにかとやっておくことが多くあわただしいですが、忘れずに申請しておきましょう。

会社員の方は傷病手当もありますので同時に申請しておくといいですよ。

普段支払っている健康保険は病気になった時、ケガをしたときのためのものなのでしっかり申請しましょう。

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