卵巣を残しても更年期障害になることもある

卵巣を残しても更年期障害になることもある

子宮摘出後3週間目ではじまった更年期症状


子宮摘出後3週目からはじまった指の関節痛。
原因は女性ホルモン、エストロゲンの減少でした。

手術で子宮を全て摘出しても卵巣を残すことで更年期障害になることはないと自分でも思っていましたが、実際はおもいっきり更年期症状が出ています。


これは自分でも予想外で、リュープリン注射を打った時に何もなかったのでもう大丈夫なんだろうなと甘くみていました。


しかも、関節痛という更年期症状の中ではわりとマイナーな症状。

これが多汗、のぼせ、めまい、などならすぐ気付いたと思いますが、関節痛がではじめたころは更年期とは全く思わず、リウマチになったのかと焦って整形外科に行きました
更年期症状にはこういう症状もあるのですよね。

今のところひざの関節痛以外はなくなったので少しほっとしました。


何が原因でエストロゲンが減ったのか

何が原因でエストロゲンが減ったのか

リュープリン注射の影響もあってエストロゲンが減少したのか、それとも手術の影響で卵巣機能が落ちたのか、原因はわかりません。

もしかしたらただ年齢のせいでちょうど今の時期に卵巣の機能が落ちただけなのかもしれません。

原因はいろいろ考えられますが、辛い更年期症状はエストロゲンを少し補うことでかなり改善しました。

わたくしの場合は、関節痛だったので、放置すると関節の変形を起こしたり慢性的な痛みなど、症状が悪化することが考えられました

手の指の関節痛、ヘバーデン結節、ブシャール結節はリウマチと同様、早期診断早期治療が大切です

もし関節痛が始まったらエストロゲン減少のせいかもしれません。更年期症状だからと軽く考えずに早めに治療をスタートしてくださいね。

とはいえ更年期障害の治療法というのはあまり多くなく、基本的にはホルモン補充療法になります

病院に通うほどでもない場合は、市販のサプリメントでもかなり症状が改善されるのでとりあえず試してみるというのもおすすめです。

病院に通ってもわたしくしが勧められたのは、エストロゲン補充のためのサプリメント。
サプリメントは保険適用外で全額自己負担になるので自分で、買っても金額は同じなんですよね(ちょっと高い…)。

いまのところこれで症状が治まっているので今後も飲み続けることになりそうです。


サプリメント以外にプラセンタ注射という方法も

サプリメント以外にプラセンタ注射という方法も

サプリメント以外にはプラセンタ注射を受ける方法もあります

わたくしが受診した整形外科でもプラセンタ注射を受けることができました。


プラセンタ注射の場合は更年期障害で保険適用されるので通常の注射料金よりお安くなります

わたくしが受診した整形外科では保険適用で1アンプル500円

しかし保険適用内の更年期症状緩和のための注射は1回1アンプルまでです。

週に1アンプルを2〜3回注射することで症状がかなり改善される方が多いようです。

そのほかにも美肌目的や疲れた時に疲労回復目的で注射に通う方も多いようです。

わたくしが整形外科で順番待ちをしているときにも、数人の方がプラセンタ注射を受けに来ていました。

サプリメントより少し高めになってしまいますが、注射して直接体に取り込むので効果は期待できそうです。

いまでは身近な内科や整形外科、皮膚科などでもプラセンタ注射を受けられるところが増えたのですでに受けた方の体験談も聴きやすいですね。

わたくしも以前かかった内科でもプラセンタ注射をうけられたので看護師さんにきいてみましたが、「私も打ってるのよ、疲れた時にいいわよ」と教えてくれました。

ただ手軽になったとはいえ、一度プラセンタ注射を打つと輸血ができなくなります


輸血ができなくなることの理由を考えると、それなりにリスクはあるのでよく考えてから挑戦してみてください。



【手術10週間後】子宮摘出後の生活 女性ホルモン減少その後

手術後の生活

子宮全摘出術を受けてから10週間がたちました。
もう10週間というより、まだ10週しかたっていないのかという感じです。

仕事に復帰して日常生活にもどったせいか、手術が遠く感じられます。

子宮全摘出その後の生活の変化

手術後の生活


すっかり元の体力に戻り、2か月ほど前に手術を受けたとは言わなければわからないくらいです。

手術前後の引きこもり生活をしていたころは、少しの買い物でも「ふぅ、疲れた…」となっていたのですが、やはりかなり体力が落ちていたんだなと思います


そして歩いた後は内臓が下に下がるようなじんわりとした痛みがあったのですがそれも今はすっかりなくなりました。


腹筋もだいぶ元に戻ったようでずっと立っていると起き上がるとき、荷物を持つときなどおなかに力がかかっても何ともなく、動きも素早くなりました


手術後は何をするのにもゆっくり動いて「いてて」という感じでしたが、そうだったことを忘れてしまいそうなくらいで、そういう痛みは手術後1か月ほどでほとんどなくなりました。




腹筋がついてきたせいもあってか、おなかはへこんだままです。

取り出した子宮が650gもあったので、その分やっぱりへこみますよね。当たり前かもですが。

体重も手術直後は3kgくらい減っていてちょっとげっそりした病後感あったのですが、1.5kgくらい戻りました

職場に復帰して何人かの方に「少し痩せたんじゃない?」といわれ気になっていました。
いまさら痩せると老けそうなのでもう少しふっくらしてもいいかなと。


手術の前のお腹がパンパンだった頃、Lサイズのスカートでもウエストがキツく、ゴムを切って履いたりしていたのですが、それがいまではブカブカになってしまいました。
この際新しいスカートを買い直そうかと思っています。




今までおなかがパンパンでデニムパンツはずっと履いていなかったのですが、そういうことも気にしなくてよくなりました。
普通の服を買ったまま手を加えずに着られるのはうれしいですね。


それでもまだ傷が完全に赤みがとれていないのであまり圧迫したりこすったりしないほうがいいようです

洋服もいまのところ柔らかい素材のものを選んで着ています


もし筋腫がどんどん大きくなっていったらマタニティしか着られないかと思っていましたが、普通の体形にもどって洋服選びに困らなくなりました。
もしマタニティのような服を着始めていたら、もう洋服はそればっかりになりそうな…。

おなかをしめつけない服装ってラクですしね。

尿道のムズムズはまだ続く…


今、気になっているのは尿道のムズムズ
原因がわからないだけに対処できず…。
排尿後のムズムズは続いています


痛みはないので膀胱・尿道炎ではなさそうです。
手術後に尿道のムズムズになったという話はあまり聞かないのでわたくしの場合、尿管ステント留置で尿道からずっと糸が出ていたせいなのかと思うのですが、そろそろ治って欲しい…。
これが手術後一番辛いです。


それでも1か月ほど前までは1日に2回ほどこのムズムズが起きていたのですが、今は2~3日に1度と頻度が落ちたのでこのまま起きなくなってくれたらなと期待しています。

子宮摘出後のエストロゲン減少とひざ関節痛

ひざの痛みとエストロゲンの減少


手術後に起きたエストロゲンの減少で手の関節痛、ブシャール結節になっていたのですが、エクエルを1ヶ月飲んでみて手の方は全快しました
朝起きた時の指のこわばりもなくなり、やはりエストロゲンが減っているんだなと改めて思いました


手の関節痛と同時に起きていたひざと股関節の痛み、股関節の方は手と同様なにも起きなくなったのですが、ひざだけは痛みが残っています


手の関節痛や股関節の痛みでもそうなのですが、長時間同じ姿勢で動かずにいると良くないようです。
なので椅子に座っていても30分に一度は立って歩くなどなるべくこまめに動くようにしています。


しかしひざが痛くなってからかれこれ1ヶ月
変形性ひざ関節症の疑いもあり、整形外科に行くべきか悩みます。

とりあえず、正座は良くないらしいのでなるべく床に座らないようにしたり、軽いストレッチをしたり痛みがひどくならないようにしています。


今のところ耐えられないほどの痛みではないのですがエストロゲンの減少でこんなところにまで影響するんですよね。
わたくしはいまのところありませんが、更年期ののぼせやめまいもかなりつらい症状のようです。


ひざが痛くなる症状、変形性ひざ関節症はブシャール結節と同じように中高年から多発する関節症で年齢のせいとしばらく放置してしまうことが多いようです。


ひざ関節のストレッチひざを冷やさないなど、生活の中で改善できることもあるのでとりあえず悪化させないというのは大事です。


ブシャール結節もですが、悪化してからだと治療も難しくなるので早目に対処するのがなにより重要です

少しでも痛みを感じる場合は早目に病院で相談して悪化する前に治療を始めるのがベストですよ。
わたくしも整形外科に行ったほうがいいかも。。


【手術6週間後】卵巣の寿命と第2の人生

手術をしてから6週間がたちました。

仕事も家事も問題なくこなせるようになりました。

いままで運動が出来なかったので、軽いストレッチから始めて、腕立て伏せを10回ほど毎日やってみることにしました。

しばらく運動していなかったのでストレッチをしてもあまり曲がらず伸びず、腕立ても最初は3回で終了

もともとあまり運動はしていませんでしたが、それにしても情けない状況です。

開腹手術の場合、腹筋を切って縫っているので腹筋力は落ちると思います。ひしひしと筋肉の衰えを感じております。

手術跡の傷のケア、婦人科系のその後

最近の手術後のおなかのケアですが、傷跡には「アトファイン」を貼っています。

手術後5週目くらいから、3Mのネクスケアからアトファインに切り替えました

アトファインはサラッとした手ざわりでネクスケアよりかぶれにくいです。

術後1か月ごろまではネクスケアを使っていましたが、すこしかぶれました。
しばらくこっちを試してみようと思います。

腹帯は傷の摩擦を防ぐためにまた着用しています。
もうしばらく着けたまま生活しようと思います。

手術後5週目くらいまで続いていた薄茶色のおりものもなくなりました

おなかに力を入れたときの痛みもなくなり、咳もくしゃみもまったく問題なしです

  ニチバン アトファイン Lサイズ 6枚入り




エストロゲン減少、更年期症状の指のこわばりその後

朝起きた時の関節の腫れとこわばりですが、これは良くなってきました。

半信半疑で試した「エクエル」ですが効果あったようです。

エクエルを飲み始めて6日目ですが、かなり関節の調子が良くなってきて、朝、指の関節の腫れがなくなったので驚きました。


徐々に指の腫れとこわばりが軽くなり、膝の関節痛も少し軽くなりました。

膝の方はそんなにひどくなかったのですが、膝が痛いなんて本当に老いた感じがするのでなんとかしたかった。

高いと文句を言いながらも28日分を買うことにしました(結局買うんかい!)

悲しいですが、アンチエイジングにはお金がかかるものですね。


子宮筋腫とエストロゲン

生理のたびに大きくなっていった子宮筋腫ですが、リュープリン注射をするまでは、毎月きっちり生理が来ていました


それまではエストロゲンはしっかり出ていたのだと思います。それで子宮筋腫も大きく育ってしまいましたし。


過多月経だったので毎月の生理はわずらわしかったのですが、生理が来ることで女性ホルモンの分泌が続いていることを確認できていました。


今はそれがなくなって、しかも確実にエストロゲンが減っているのでちょっとさびしく感じることもあります。これが喪失感というんでしょうかね。

そしてエストロゲンが減っているのは仕方ないのですが、今後もずっとエクエルを飲み続けるのもちょっと嫌だなと。

なので関節痛解消のために豆乳をたっぷり飲んだり、骨のためにも牛乳を飲んだりいろんなことに気をつけるようにしています。

子宮筋腫がある間はエストロゲンで筋腫が成長してしまうのでホルモン補充療法(HRT)は受けられませんでしたが、これからはそういう方法も選択できます

更年期症状がつらい場合は悩んだり我慢せずに病院に行ったほうがいいですよ。

エンジョイ エイジング http://www.hisamitsu.co.jp/hrt/index.html


寿命は延びても卵巣の寿命は伸びない

女性の平均寿命はここ50年ほどで急激に伸びましたが、閉経年齢はかわらず、50歳前後

閉経後の人生がとても長くなりました


更年期以降は、女の人生の重大事項、結婚・妊娠・子育てにふれまわされなくなり、ずっと続いた生理からも解放されます


女性であることは変わりませんが、女性が背負っているものから解放されて経験を重ねた分、それまでできなかったことに挑戦するのにいいタイミングなのかもしれません

せっかく長くなった更年期以降の人生、多忙な30代40代より自分の時間も作りやすくなります。

ここからを女性の第2の人生と考えて、新しいことを始めてみるのもいいですよね。

手術は夏休み中のほうがいいみたい

夫と婦人科を受診する前に家族で手術日について話しました。

たった8日ほどの入院とはいえ、その間母がいないとなるといつもの家事をやる人がいなくなるわけで、たぶんひどいことになるだろうと想像つきます。

息子たちももう大学生と高校生なので自分たちで何とかしてよねと思うのですが、普段の様子からみて全くダメそうなんですよね。

放っておけばいいとも思うんですが、やはり心配なので11月に予定していた手術を前倒して8月後半に変更してもらいました

去年の秋、久しぶりに妹とふたりで2泊3日で帰省した時、帰ってきたら家の中ぐっちゃぐちゃでしたよ。
男って汚いもの見えないんですかね。
その時の掃除、大変でした。

今回術後家に帰ってきてその状態だったら怒りで傷口が開いちゃいそうです。

さらにその間の食事、オール松乃家のとんかつ。
ひどすぎじゃないすか?

息子たちもですが夫も全然頼りにならなくて本気でがっかりしましたよ。

もう知らんわ!と思いましたが、学校がある期間だと次男が朝起きられなそうなのでやはり夏休み中がいいかなと。

やはり学校にはちゃんと行かせないといけませんものね。
まだまだ完全に手を離すことはできません。子育ては本当に長いですね。

それにしても、息子たちよ(夫も!)少しは自立しろ。
いつまでも親がいると思うなよと。

母が入院するのだからこの機会に少しは考えてみてほしいものです。

子宮全摘手術、本当に必要なんだろうか

医者様から子宮摘出手術の説明を受けたものの、わたくしまだまだ手術には後ろ向きでした

生理が多いくらいで(貧血もあるんだけど)生活上とくに困ってることもない。
痛いとか苦しいとかもない。

それなのに全部取ってしまわないといけないんだろうか。

たしかにもう子供を産まない年齢になると、子宮はあっても使うことはないかもしれません。
卵巣を残せば更年期障害になることもありません。

医者様からすると、子宮を取ってしまえば子宮がんにもならないし、子供を産まない人には子宮を残しておくメリットはないということになるのでしょうか。


ただ、手術するとなると、

1か月ほど仕事ができない
開腹手術なので手術後は痛いし体力も落ちる
後遺症がないとも言えない



こういうことがあるわけで、
よくある手術とはいえ、簡単なことではないのです。

準広汎子宮全摘出術

やるとなると大変。そして痛そう。
術後つらそう。

しかもわたくしタイミング悪く転職したばかりで非常に休みづらいです。
そもそも1か月もやすめるんだろうか。

いろいろ問題はあるものの、子宮頸がんに進行する前に取ってしまったほうがいいのはたしかです。

心配ではあるけど、やっぱり手術したほうがいいのだろうな、と少しずつあきらめに近い気持ちが出てきていました。

春、ウエストサイズを調整。

2019年3月。

退職のご挨拶も済ませ、新しい職場で働くまで2週間ほど休みがあったので実家に帰省したり、時間がなくて今までできなかったことをやっていきました。

そろそろ春♡
職場も新しくなることだし、春のお洋服を準備しておこうと、買ったままほとんど着ていないスカートが数枚あるのを思い出しました。

なんでかって、ウエストがきついんですの。

脂肪のせいかもしれません。
それに加えて子宮筋腫のせいもある。

妊娠4~5か月くらいはありそうなポッコリおなか。

ウエストサイズ、Lならはけるっしょ?

と、甘く見て試着もせず買ったスカート。

後ろゴムになってるし、伸びるし、余裕・・・なはずが、

く、くるしい。
後ろゴムなのにくるしい。

そして結局1回履いただけ。。。

せっかく時間があるのだし、
やるなら今、ウエストのお直し!

しかしわたくしのような面倒くさがり屋が布を足して切って縫ってサイズを修正なんてするわけがない。
('0ノ'*)オーホホッ

後ろのゴム、切ってしまおう!

ウエストの裏側の布をまずはさみで小さく切り、そこから中のゴムをバツンと切ります。

。。。終了。

わたくしらしくものすごく雑な仕上がりですが
このあとこのスカートたちは現在もヘビロテです。

スカートウエスト調整
スカートウエスト調整
しあがりはものすごく雑ですが
裏側は見えないからどうでもいい。
はければいい。

ほんの少ししか広がって
いないように見えるかも
しれませんが、
これでけっこう広がっています。

引っ張るとさらに糸がほどけて
広がっていきます。

これで随分楽になりました。
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