手術後の卵巣検査 婦人科受診してきました

先週、手術で残した卵巣の検査のために婦人科を受診してきました。

関節が腫れて炎症を起こす更年期障害が続いているので、そのことも婦人科の先生に相談しようと思っていました。

白ヤギ先生、久しぶりです。

手術を終えても遠く感じる医者様との距離

手術をしてからもう8ヶ月が経ちました。

久しぶりの大学病院、コロナ対応であちこちに消毒用のアルコールが置いてあったりしていつもと違う雰囲気です。

こんなときにわざわざ婦人科にいく必要があるんだろうか?と考えましたが予約しているので行くべきですよね。

ということで行ってみた婦人科は、通常通りの診察が行われていました。

手術が終わった後の診察は術後検診は1ヶ月後の1回だけ。
今回は卵巣に異常がないかどうかの検査です。

手術で子宮と子宮頸部、卵管を切除したので残っている婦人科の臓器は卵巣だけということになります。

いつものように診察台で内診です。
経膣プローブの超音波検査で卵巣の状態を確認してもらいました。
超音波検査の結果は異常なし。
お腹の傷も問題ないようです(アトファインは、はがしていきました)。


その後の問診で、白ヤギ先生に指の関節が腫れて整形外科に通っていること、その関節痛と関節の腫れは女性ホルモンの減少が影響していると言われたことなどを相談しました。


白ヤギ先生:うん。確かに。そういうのはあります。
      ただ、手術は特に問題なかったですし、
      それが影響してということより、年齢的なもので、
      ちょうどそういうことが起きる頃、ということですね


というなんとなくこうくるだろうとわたくしが考えていた予想通りのお答えです。

頷きながら聞くわたくし。


白ヤギ先生:関節が腫れたりというのはありますけど、
      それだけでホルモン補充をするかっていうと…
      うーん。。


と少し考えて、白ヤギ先生はわたくしにこうたずねました

「すごくつらいですか?」


・・・・。


その質問にわたくしが答える前に白ヤギ先生は今後は通常の婦人科の健康診断で大丈夫ですと優しく静かな声で伝えてくれました。


更年期の関節痛「すごくつらいですか?」の質問の意図

診察が終わったあと、わたくしホルモン補充療法を求めていたわけではないですが、白ヤギ先生からの「すごくつらいですか?」の質問にモヤモヤしていました。

その質問の裏には、そんなにたいしたことないですよね?という言葉が隠れていたからです。

でも「すごくつらい関節痛」ってどのレベルなんでしょうか?
骨折とか? 

そのくらいならすごくつらいと言ってもいいんでしょう。

しかし、更年期に起こるブシャール結節・ヘバーデン結節などの関節炎は、たいしたことないと思って放っておくと関節が曲がり、元に戻らなくなります

そしてそうなってからの治療では遅いのです。

わたくし、手術の後遺症などとは一言も言っていませんが、白ヤギ先生から出てきた言葉は手術の影響ではない、年齢のせい、ということ。

ホルモン補充療法、そこまでする必要がないのだとしても、そのリスクの説明などもなく、なぜ必要ないのかの説明もなく…。

そして「すごくつらいですか?」(そんなにたいしたことないですよね?)

「もう今後はこちらに来なくても通常の健康診断でいいですよ」

終了。

という、とても事務的なものでした。

婦人科の待合室には『女性の一生に寄り添う医療』みたいな文章が入った、少女からおばあちゃんまでの女性のイラストが描かれたポスターが数枚貼られていました。

…が、寄り添ってくれてる?

いや、突き放されてない???

そんな気持ちでさびしく婦人科を後にしました。

確かに大学病院はいつもとても混んでいて、この日も待ち時間は40分以上、診察は7〜8分、という感じでした。

一人ひとりに時間をかけて説明なんかしていられないのかもしれません。
だとしても、この診察、わざわざ行く必要あったのかな?と思ってしまいました。

もし、医者様のご家族が

「更年期で関節が腫れて痛いのよ」

とおっしゃった時にも、

「それ、すごくつらいの?」

と答えるんでしょうか?

ご家族と同じように考えて欲しいとまでは言いませんが、かなり突き放した対応ですよね。

白ヤギ先生には手術してもらって感謝していますが、もし忙しすぎてもう手が回らないのであれば他のクリニックを紹介してくれるとかでもいいのではないかと思いました。

医者様にとってはたいしたことないようなことでも、患者にとっては心配なことってたくさんあるのですよね。

お腹の傷は少しずつ薄くなっています

そんなこんなで手術して8カ月も経つと、手術部分は問題なくなおっていますが、更年期障害に付き添われています。

そしてお腹の傷も少しずつ色が薄くなっています(写真撮り忘れました)。

もう貼らなくてもいいのかもしれませんが、アトファインはまだ貼っています笑

あと数枚アトファインが残っているので、それを使い切ったらアトファインも終了しようと思います。

次回アトファイン貼り直す時に傷写真撮っておきますね。

【手術4週間後】やっぱり13cm巨大筋腫だった

手術をしてから4週間がたちました。
歩くスピードも手術前とほとんど変わらないくらいに回復しました。


お腹の手術の方はかなり回復していますが、手の指の関節の腫れはまだ続いているし、股関節、膝関節も座ってから立ち上がる時に少し痛むようになりました。とほほです。


これは本当にブシャール結節なのか?
血液検査の結果がでなければわかりません。


ブシャール結節もリウマチも更年期の女性に多い病気なのでどっちの可能性も否定できません
更年期症状のめまいや滝汗もいやですが、関節痛の方が嫌かも…。


やはり女性ホルモンは偉大です。
イケメン急募。


手術1ヶ月後の婦人科検診

関節痛はさておき、手術1ヶ月後の婦人科検診がありました。


術後の回復は順調ですが、おそらく傷のチェックはあるだろうと思い、傷に貼っていたテープを受診前にはがしていきました。

貼っているのは3Mの『ネクスケア』です。


手術の後から貼ってあった白いテープがなかなかはがれず、受診の3日前まで取れませんでした


さすがに1ヶ月も経ってまだ手術後の白いテープを貼りっぱなしってのはどうかなと思い、 残っていた白いテープをそっと剥がしてみたのです


そしてネクスケアに張り替えたのですが、受診のためそれも全部はがしてテープなしの状態で診察してもらいました。


白いテープがはがれた部分だけ傷を寄せるように、傷に垂直に貼ると傷口が広がるのを防いできれいな傷跡にしてくれます。10日ほどこれを使っていました。



婦人科受診の3日前になってようやく傷跡の全貌を見ました。

さすがに1ヶ月経っているので、傷はきれいにくっついていました

まだ白い傷にはなっていませんが、赤黒い細い線というか細い溝のようになっていました。

テープを取ってみて改めて気づいたのですが、傷の縫い目がほとんどありません

接着剤のようなもので傷口をくっつけていたようです

吸収糸を使っているとはいえ、縫ったところの糸が見えるのかと思っていたのですが全然見えませんでした。

内側の方はしっかり縫っているのかもしれませんが、15センチも切ったのに、表面は小さく数カ所縫って留めているようにしかみえません


これでも傷がくっつくというのは不思議ですが、白ヤギ先生の縫い方が上手いのかもしれません(多分上手いんだと思います)


医者様というのは勉強ができるだけでなく肉を縫い合わせる手先の器用さも必要とは…。神です。



白ヤギ先生の診察は久しぶりです。

いつもの婦人科の診察台で、やはり傷のチェックがありました

白ヤギ先生が臍の方から恥骨の方へお腹を指で軽く抑えてチェックしていきます。
そして経膣エコーで卵巣の状態もチェックです。


傷の表面はきれいにくっついていますが中の状態がどうなっているのかは気になっていました。


わたくしが気になったのは特に腸の状態の方なのですが、婦人科の診察なので腸の方はあまりみないのかもしれません。

手術後下剤を使っていますが、下剤なしだと腸の動きがあまりよくありません

しかし、白ヤギ先生からはとくになにもありませんでした。


(大丈夫ってことかしら??)



薄茶色のおりものが出る事もとくに問題ないようで、そのうちなくなるそうです。

そして湯船に浸かることと運動の許可が出ました


さらに付け加えるようにチラとわたくしの顔を見てこうおっしゃいました。

「性行為はダメです」

はいっ。承知しております!



続いて取り出した子宮と子宮頸部、そして卵管の病理検査の結果について

先生「取ったものは術前の診断通り、子宮頸部も高度異形成でした。えーと、病理検査の結果は…」

と電子カルテの画面に病理検査の結果のスケッチのようなものが表示されました
手描きのスケッチです!


マジマジと身を乗り出してモニターを見るわたくし。

そこには
「13センチ 巨大筋腫」
と書いてありました。




巨大筋腫…! やっぱり。

リュープリン注射でどれくらい小さくなったのかはわかりませんが、取り出したものは巨大筋腫だったようです。


今までのすごかった生理、そして手術後のお腹の凹み方をみても、だよなと思います。

しかし、それももう全部なくなったのです。

生理の時は『クリニクス』じゃないとダメでした。夜用ナプキンの5枚分の吸収力!
過多月経は仕事中も不安になります。つらかったな。。


これで婦人科に用はなくなった。白ヤギ先生、どうもありがとう!

と感謝の言葉を述べようとしていたところ白ヤギ先生はこう言いました。

先生「今後は卵巣の検査がありますので次回は半年後の受診です」


卵巣! そうか、まだそれがあったか!

今、わたくしの卵巣はどのくらい機能しているのかわかりませんが、とりあえず今後も経過観察は続くようです。

こうして術後の検診も終わりひとまず順調に回復しているということで良かったです。

本当は1ヶ月後の婦人科検診後からの仕事復帰が理想なのでしょうが、わたくしはこの3日前から仕事に復帰していました
デスクワークですし、通勤もそんなにハードではないので大丈夫かなと。

仕事の復帰は仕事内容によって人それぞれのようです。
自分の体と相談しながら焦らずに自分のペースで、ですね。

1ヶ月後の検診の内容はこんな感じ

傷のチェックと経膣エコー検査

運動も湯船に浸かるのもOK

性行為はまだダメ(術後3ヶ月まで)


薄茶色のおりものは
  そのうちなくなるので問題なし


病理検査の結果は問題なし
 (巨大筋腫で肉腫ではない)


半年後に卵巣の検査がある



これからは自分で傷のケアをすることと更年期症状のケア。。

エストロゲンは復活するのか。
整形外科の血液検査の結果はどうなのか。
近々聞きに行こうと思います。


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