手術は夏休み中のほうがいいみたい

夫と婦人科を受診する前に家族で手術日について話しました。

たった8日ほどの入院とはいえ、その間母がいないとなるといつもの家事をやる人がいなくなるわけで、たぶんひどいことになるだろうと想像つきます。

息子たちももう大学生と高校生なので自分たちで何とかしてよねと思うのですが、普段の様子からみて全くダメそうなんですよね。

放っておけばいいとも思うんですが、やはり心配なので11月に予定していた手術を前倒して8月後半に変更してもらいました

去年の秋、久しぶりに妹とふたりで2泊3日で帰省した時、帰ってきたら家の中ぐっちゃぐちゃでしたよ。
男って汚いもの見えないんですかね。
その時の掃除、大変でした。

今回術後家に帰ってきてその状態だったら怒りで傷口が開いちゃいそうです。

さらにその間の食事、オール松乃家のとんかつ。
ひどすぎじゃないすか?

息子たちもですが夫も全然頼りにならなくて本気でがっかりしましたよ。

もう知らんわ!と思いましたが、学校がある期間だと次男が朝起きられなそうなのでやはり夏休み中がいいかなと。

やはり学校にはちゃんと行かせないといけませんものね。
まだまだ完全に手を離すことはできません。子育ては本当に長いですね。

それにしても、息子たちよ(夫も!)少しは自立しろ。
いつまでも親がいると思うなよと。

母が入院するのだからこの機会に少しは考えてみてほしいものです。

準広汎子宮全摘出術ってどんな手術?
卵巣は残すが卵管は取る?
お医者さんに聞いてみた

6月、夫とともに婦人科を受診し手術の詳細を聞きました。

前回受診するときに次回は夫も一緒に説明を受けますと医者様に伝えておいたのでスムーズ流れで説明がスタート。

切除する部分は子宮全体と子宮頚部、卵巣は残す。

うんうん、そこはこの前聞いた説明と同じ。

で、聞いてみました。

Q.

具体的にどういう範囲で子宮頚部を切り取るのか、そして切り取った後はどのような状態になりますか。

A. 子宮頚部を数センチ切り取って、そこを縫い留めるので膣は袋小路のようになります。
卵巣は残しますが卵管はがんの予防のため切除します

Q.

普通に動けるようになるのはどれくらいからですか?

A. 何もなければ1か月くらいでかなり回復しますが、状況によって様々ですので長めに考えておいたほうがいいでしょう。性行為は術後3か月は控えてください

聞きにくいことまでしっかり答えていただけました。
夫と一緒に行くとこういうメリットがあります。


子宮を取ってしまうと当然子宮がんにはなりませんが卵巣を残すので卵巣がんにはなります。
卵管からがんになることもあるので不要な卵管は切除するということでした。


卵巣を残して排卵は続くけれども、行きつく先の子宮がないので卵管も不要。

だとすると、ちいさな疑問が…

Q.

排卵された卵子はどこへいくのですか?

A. 排卵された卵子は体内に吸収されます。内出血などが自然に吸収されてなくなるのと同じです。



体内に吸収されるんですねー。それでも排卵は通常の閉経まで続くんですね。50歳くらいまでですかね。
子宮も卵管もないのに排卵を続ける卵巣にちょっと虚しさを感じますがもうしばらく頑張ってもらわないとですね。



これでだいたい気になっていた疑問は消えました。

そしてこの後前回も説明された「尿管ステント留置」という処置の説明を受けました。

手術の前日、または数日前に膀胱から腎臓までの尿管に管を通す処置です。
何のための処置かというと、一つは手術中に尿管の位置がはっきりわかるようにするためと、もう一つはもし尿管を傷つけたときにも管を入れておけば傷が治れば尿管が元通りに機能するらしく、そのための処置とのことでした。

この件、前回もかなり詳しく説明され、さらに泌尿器科の先生から詳しく説明があるということで、この入念さ、何かあるのかしら??と少々不安になっていました。

そして今回再度の説明で、ますます気になってきました。


そしてやっぱりこのなんとなくの不安は残念ながら的中してしまい、「尿管ステント留置」の処置で予想外のことになってしまうのです。

準広汎子宮全摘出術ってどんな手術?
そこ詳しく

手術の日も決まり、それまでは1か月に1回リュープリン注射を受けに病院に行くことになりました。

5月に初回のリュープリン注射を受けたとき、注射をしてくれる看護士さんから

「手術するの? どれくらい取るの?」

と雑談的に聞かれ、多分これくらいとしか答えられなくて、看護士さんから「ちゃんと聞いたほうがいいよ」とアドバイスされたのです。

そしてずっと思っていたのですが、子宮を取り出した後ってどうなるんだろう
どこからどこまでを切り取ってそのあと今の生活と変わるところはあるんだろうか


準広汎子宮全摘出術というのも医者様から説明されたわけではなくて、わたくしが電子カルテをガン見してそこに書いてあるのを見て知りました。

初めて見たときは『準広汎』ってどういうことなのか意味が分かりませんでした。
そして帰り道にググるのです。
準広汎子宮全摘出術ってなんでしょう、グーグルさん。

その場で聞けばいいんでしょうが、聞きづらいんですよね。
しかも、電子カルテをガン見しながら指さして
「その準広汎子宮全摘出術っていうのはどこからどこまでとるんですか?」
とな。。。
やっぱり聞きづらい。

単純子宮全摘出術より子宮頚部を多く切り取るということらしい。

今までお医者さんから聞いたことは

子宮を全部取ります
子宮頚部も取ります
卵巣は残します


ということでした。

子宮頚部を多くってどのくらい多くなのか、取ると取った後はどうなるんだろうかとか。

やっぱり大事なことなので次回夫にも一緒に来てもらって詳しくきいてみることにしました。

次の通院時の話はこちら ↓↓
準広汎子宮全摘出術ってどんな手術?
卵巣は残すが卵管は取る? お医者さんに聞いてみた

セカンドオピニオン、やるかやらないか

人生は迷いと決断の連続。

手術が決まってからセカンドオピニオンを受ける方も多いと思います。

最近は手術の方法や治療法などネットで検索すればいろいろ情報があるので、自分で調べてできるかぎりベストな結果を求められるのはいいことですよね。


以前のようにお医者さんのお言葉だけを信じて結果は神に祈るという完全に受け身な患者でいる必要はないのです。

わたくしも考えました。セカンドオピニオン

友人にも勧められ、わたくし自身も手術にはまだ抵抗があったのでやっぱり受けたほうが迷いがなくなるしいいでしょ、と思ったのです。

で、セカンドオピニオンについていろいろ調べて、
…結果、受けるのやめました。

その理由は下の4つです。

相談した病院に転院できない
 現主治医のもとで治療を受けることが前提での相談になる


「治療法に不満がある」ということが主治医にはっきりつたわる
 (結果、主治医との関係に悪影響があるばあいもある)


保険適用外なので数十分の相談でも2~4万円ほどかかる


結果的に現在の主治医と同じ意見になることが多い


今の治療方針に不満がなければセカンドオピニオンを受けたりしませんよね。
ということで、医者様にこちらの不満がストレートに伝わってしまいます。

そして最後の「結果的に現在の主治医と同じ意見になることが多い」
これ、なんか悲しいですが、そうなりそう、とわたくしも思ってしまいました。

そういうのって余程のことでないと、言ってくれなそうな気がします。
こっちの手段の方が絶対にいい!っていうのでない限り無難に「今の治療方針で問題ないですよ」と言われそう。
わたくしが医者でも「ほかにも方法あるけど、今の方針でいんじゃない?」思うかもしれません。
自分の患者じゃないし。
しかもわたくしの場合命にかかわるような重い病気じゃないですし。


ただこれだとセカンドオピニオンマイナスばっかりってことになるので、やって良かったという方いたらどんどん声を上げてほしいなと思います。
残念ながらわたくしが調べた中では不安、不満の方が多かったです。

良い例がいろいろあれば、お医者さまに遠慮してセカンドオピニオンやめるっていうのもなくなりますしね。

自分の体は一つだけなので、自分が納得した治療を受ける。

自分の意見は遠慮なく言うってことが当たり前になるといいですよね。

子宮全摘手術、本当に必要なんだろうか

医者様から子宮摘出手術の説明を受けたものの、わたくしまだまだ手術には後ろ向きでした

生理が多いくらいで(貧血もあるんだけど)生活上とくに困ってることもない。
痛いとか苦しいとかもない。

それなのに全部取ってしまわないといけないんだろうか。

たしかにもう子供を産まない年齢になると、子宮はあっても使うことはないかもしれません。
卵巣を残せば更年期障害になることもありません。

医者様からすると、子宮を取ってしまえば子宮がんにもならないし、子供を産まない人には子宮を残しておくメリットはないということになるのでしょうか。


ただ、手術するとなると、

1か月ほど仕事ができない
開腹手術なので手術後は痛いし体力も落ちる
後遺症がないとも言えない



こういうことがあるわけで、
よくある手術とはいえ、簡単なことではないのです。

準広汎子宮全摘出術

やるとなると大変。そして痛そう。
術後つらそう。

しかもわたくしタイミング悪く転職したばかりで非常に休みづらいです。
そもそも1か月もやすめるんだろうか。

いろいろ問題はあるものの、子宮頸がんに進行する前に取ってしまったほうがいいのはたしかです。

心配ではあるけど、やっぱり手術したほうがいいのだろうな、と少しずつあきらめに近い気持ちが出てきていました。

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