手術をしてから5週間がたちました。
無事仕事にも復帰し、業務も問題なくこなせるようになりました。
とはいえ、一日働いてそのあと家事をやるとさすがに疲れます。
ブシャール結節の診断
気になっていた指の関節の腫れ。膝や股関節もしばらく座った状態で立ち上がると痛みを感じます。
整形外科に血液検査の結果を聞きに行ってきました。
結果はリウマチの検査は問題なし。
MMP-3 22.7
(抗シトルリン化ペプチド抗体)
抗CCP抗体 2.0
(マトリックスメタロプロテアーゼ-3)
抗CCP抗体はリウマチの初期症状でも高い数値になるので早期診断のためにこの数値を見るのだそうです。
ということで、可能性としてはやはりブシャール結節のようです。
レントゲンの結果もリウマチのような関節の狭まった状態は見られませんでした。
女性ホルモンエストロゲンの低下はリュープリン注射のこともあり間違いなさそうなのでおそらくこれだろうということになりました。
さらに更年期特有の総コレステロールが基準値オーバー(基準値120~219mg)の254mg。
悪玉コレステロールのLDLコレステロールも基準値オーバー(基準値70~139mg)の165mg。
青魚が大好物のわたくしは、今までこの2つのコレステロール値はいつも低かったので完全に更年期症状でてる感じです。
生理を止めるためにリュープリン注射を使ったので女性ホルモンが減るのはあたりまえといえばあたりまえですが、リュープリン注射のせいだけではないかもしれません。
今後も経過観察となりました。
女性ホルモンが減るのは生物として自然なことなので、基本的には放っておいてもいいのでしょうが、関節が変形する可能性もあるのでエクエルを飲んでみるのもいいかも、と医者様にも勧められました。
お値段が気になりましたが挑戦してみようかと。
病院では処方してもらいませんでしたが、エクエル トライアルパウチ(7日分):1,188円というのがあったのでさっそく1週間試してみます。
開腹手術での腸の癒着
運動の許可が出たので少しストレッチや腕立てなどやってみました。
ずっとおなかをかばって動いていたせいか体が固くなっているのです。元々ガチガチですが。
考えてみたら、尿管ステントを入れてからというものずっと軽く走ったりもしていません。
試しに背中側で手を合わせて合掌してみたのですが、手のひらをべったりつけると肩が痛い…。
肩こりもつらいので、これから少しずつほぐしていかなくてはなりません。
久しぶりにおなかをぐっと伸ばして反り返るポーズをとると臍下のあたりがひきつるように突っ張りました。
そのあたりを指で押してみると塊がコリコリと触れます。
腹筋を切って縫い合わせているので当然かもしれませんが、縫い合わせた傷の部分は中で固まっているような感じで、まわりの皮膚に比べてあまり伸びたり動いたりしません。
皮膚の表面だけ見ると中の様子はわかりませんが、開腹手術ではほとんどの場合癒着が起こるようです。
その癒着の状態が悪いと腸閉塞を起こしたりします。
わたくしの場合入院中なかなか排便がなかったので、レントゲンを撮ったりしましたがガスも便もとりあえずは出たので退院となりました。
しかしそれが100%問題なかったのか、それとも問題あるがこれくらいなら退院しても大丈夫なのか、そのへんの説明はありません。
自分でお腹を触った感覚なので確かなことはわかりませんが、体の中と傷が固まってくっついて動かないような感じでなので、もしかしたらこの部分は癒着しているのかもしれません。
この癒着を軽くするために手術後はどんどん動くように指導されるのですね。
術後は痛みもありますが、動ける方は手術後は少しがんばって積極的に歩いたほうがよさそうです。
開腹手術か腹腔鏡手術か、体への影響
無事手術が終わったとはいえ、開腹手術は手術の後までやはりいろいろありました。
今もまだ排便が弱い感じもあるし、尿道が気持ち悪くなることもあります。
手術から5週間たってもこのような状態なので開腹手術を受ける方は良く考えて決めてください。
開腹子宮全摘術はよくある手術なのですが、よくあるとはいえ患者側の体の負担はけっこうありますし、仕事も1か月は休まなければなりません。
手術に関しても、診察時間が短いこともあって手術前も後もあまり丁寧な説明は期待できませんでした。
なので自分で調べて初めてわかったこともいろいろありました。
手術後の微妙な体調の変化などは、実際に手術を受けた人にしかわからないことかもしれませんよね。
医者様にとっては何度もやっている手術なのかもしれませんが、受けるほうはほとんどが初めてのことでわからないことだらけです。
そして大きな病院の医者様には何でも気軽に聞けるような雰囲気ではありません。
わたくしその空気におされて聞きたいことの半分くらいしか聞けませんでしたが、今思えば少し図々しいくらいでよかったと思います。
わたくしの場合は子宮筋腫の位置と大きさ、さらに子宮頸がんの高度異形成もあったので開腹子宮全摘術しか選択肢がなく、腹腔鏡手術はあきらめましたが、10cmくらいの子宮筋腫なら腹腔鏡手術で取れることもあります。
なかなか言いづらいかもしれませんが、開腹手術と腹腔鏡手術では術後の回復がかなり違うので、術式について希望がある場合は頑張って納得できるまで話してみることをお勧めします。