体調を整えてリトライ
手術に挑む

膀胱炎になりながら尿管ステントと共に過ごした9月ですが、いよいよ手術入院の日を迎えました。
今回は自重して過ごしたので風邪も引かず膀胱炎以外は健康体です。

入院手続きも2回目なのでスムーズに進み、昼ごろには自分のベッド上でくつろいで過ごすことができました。

明日の手術の説明に手術担当の看護師さんや麻酔科医の先生、婦人科の先生が、事前の説明と確認につぎつぎとやってきます。注意事項は前回とほぼ同じです。

昼ごはんの後に下剤を飲む
夕食は今日の夜まで普通に食べられる
明日の朝は食事なし、
  水も朝6時以降は飲んではいけない
手術着と弾性ストッキングをはいて待機明日
朝1番目の手術なので8時40分に手術室へ歩いて移動する


今回も朝1番目の手術なので時間的にも前回と同じ流れです。

手術前日には採血、定期的な血圧測定、検温などがあります。そして排便回数も記録。下剤飲んだのできれいに全部出ます。

マグコロールP
下剤は前回と同じ『マグコロールP』


下剤は前回と同じ『マグコロールP』です。
水150ccに溶かしてゆっくり飲みます。
ポカリの4倍くらい濃い味…、まずいです。

排尿の量もカップで計測
毎回シートに記入します。
排尿量を測ったのはこの時が人生で初めてです。
検尿は何度もしていますが、初めての全量計量(300cc)。

頻尿かもと思われる方は、1回の排尿量がどれくらいか自分で測ってみるのものいいですね。
一回の平均排尿量は200〜400ccです。


体重と身長の計測も終わってのんびりと夕食を待ちます。

病院のご飯、手術前
期待していなかった病院のご飯ですが、おいしかったです



普段家にいる時は慌ただしく過ごしていますが、入院中は自分のことだけしていればいいので気楽です
じつはこれが少し楽しみでした

この数日間だけは自分中心でいいんだと思うと自由ってこんなだったんだなーと実感します。

病院の消灯は10時です。せっかくの自由な時間、寝るのがもったいない気もしましたが、明日に備えて早く寝ることにしました。

知らないと困る!
手術前に風邪を引くとどうなるか

手術延期になったのですごすごと退院したわたくし。
しかし入院前日に入れた尿管ステントの痛みは続いていました。
血尿もまだ出ています。痛くてゆっくり歩くのが精一杯なのでタクシーで帰宅しました。
この状態でしばらく過ごすのかと思うと不安になります。次回の受診は10日後です。

退院から4日たってようやくステントの痛みが落ち着いてきました。
血尿は続いているものの初日の真っ赤なものに比べればかなり薄くなりましたが相変わらず熱は続いています。

尿管ステントというのがこんなにつらいものとは思いませんでした尿路結石の方や腎臓疾患の方、これを入れっぱなしにするらしく、大変な治療を受けているんだと初めて知りました。
病院に行くと世の中にはこんなにたくさんの病気があるのかと思い知らされます。

手術が延期になったのでそれまでいったん仕事に戻ろうかと思ったのですが、この状態ではとても無理なのでおとなしく自宅で静養することにしました。
ステントが膀胱に当たって歩くと痛いし、また術前に風邪でも引いたらさらに手術延期になってますます迷惑をかけることになっちゃいますよね。
職場の皆様には大変申し訳ないですが、2カ月間のお休みをいただくことにしました。

白ヤギ先生の外来で手術日を決める

退院から10日後、白ヤギ先生の外来を受診してきました。この日には血尿も熱も治り、痛みもほとんどありませんでした。膀胱炎も薬の効果でほぼ治っていました。


「手術は最短で9月20日になります。えーと、よろしいですか?」


9月20日!
当初の手術日から1カ月先です。
9月2週目でもかなり先だとな思ってました…。
正直こんなに先のことになるとは思わなかったのですが、医者様の都合なのでいやとは言えませんよね。

最短でこの日なのでこの日がダメならさらに先になるということです。
手術をする婦人科の先生以外にも麻酔科の先生の都合もあるのでこれくらいは大学病院では当たり前なのかもしれません。

しかし手術延期ってこんなに先のばしになるとは全く知りませんでした。

手術を受ける患者さん、手術前にうっかり風邪を引くと手術が1カ月くらい先になります! お気をつけください。

わたくしの場合、風邪の熱というよりステント留置で熱が出ていた気もしますが、1週間ほど前に風邪をひいていなければ手術強行したかもしれません。

やはり手術には万全の体勢で挑むべきでした。反省です。


そんなわけで1カ月手術が伸びたのでこうしてブログを書いたり仕事関連の勉強を始めてみたりしました。
考えてみたらこんなに長いお休みを取るのは次男の産休の時以来です。
こんなことでもなければ休みなんてずっと取れなかったと思います

自宅静養中、薬が切れたことで膀胱炎が再発したり、ステントの痛みが完全に消えなかったり、体調面ではいろいろありましたが、耐えられないほどの痛みではなかったのでよかったです。

思いもよらない長期休暇となったのですが、わたくしにとっては今までやりたくてもできなかったことが出来て、思った以上に有意義なものになりました。
こんなことでもなければずっと挑戦出来ないままだったかもしれません。
そういう意味では大変ありがたい手術延期でした。

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