子宮摘出手術【術後5日目】辛いことははっきり言おう

昨日夕方ごろから続くのお腹の痛みが段々と激しくなって、昨夜は何度も目が覚め、あまり眠れませんでした。
寝汗でパジャマが濡れているので着替えたいのですが、痛みで身動きが取れません。


こんな痛いって、おかしくないか??


やっぱり段々心配になってきます。いつものお楽しみの朝食も今朝は全く食べられませんでした

看護師さんが朝食を下げてくれる時に声をかけてくれました。

「ご飯食べられませんでしたか? お腹痛いですよね」

痛いです! 陣痛並みの痛さなんですよ看護師さん!
痛くてヒーハー声が出ます。



そんな時に若手先生の回診です。

若:「昨日も排便なかったですか…。んーー。」

グリーン:「先生、痛いんですお腹が! 腸はグルグル動いてるんですけど、なかなか先に進まないんです」

お腹の動きはかなり活発です。それでこの激痛なのですから。

若:「下剤を変えてみましょうね。便を柔らかくするお薬と、お腹の動きを良くする漢方のお薬を出しておきます」

「あと、今日便が出ても出なくても、明日レントゲン撮りますね。もう今日で5日目なんで」


レントゲン、ぜひ撮ってください!
この痛みの原因、わたくしも今不安です。


若手先生が去った後、思ったのですが、尿管ステントはいつ抜けるんでしょう?

若手先生に話した後も看護師さんにステント抜去の件を何度かお願いしたしつこいわたくし。

ツライんです、膀胱炎が!


しかもお腹のレントゲン撮ったらしっかりステント写っちゃいそうです。
若手先生からはステントの話は全く出ませんでしたが…。

陣痛級の痛みでわたくし唸り声がうるさかったかもしれません。
看護師さんが心配して様子を見にきてくれました。

「グリーンさん、大丈夫ですか? お腹、痛いですよねー。
 でもこれ、みんなそうですからねー

え、みんな?

グリーン「え、みんなこうなるんですか?」

「そうですよー。最初の便通は皆さん痛いんですよ

え、そなの?? みんななるの?

なあんだ、そーなんだ。
腸がおかしくなったかと思った!!

こういうことって誰も教えてくれないんですが、知っときたいですよね!

手術後の最初の排便って激痛なんですね。


まるで陣痛のような定期的に襲ってくる痛み
出産して以来もう二度と感じることはないと思っていたのに、違うものを生み出すのにこんなに痛い思いをするなんて。


みんな痛くなるとはいえ、おそらく痛みの度合いは人それぞれだと思います
術後の傷の痛みもわたくしは痛み止めのおかげでさほどではなかったですが激痛の方もいます。
ただ、こんな人もいるんだわね、くらいに知っておくと不安は少なくなりますよね。

排便ミッションついにクリア

そしてこの後、ついにきました、出したい感じ!
とうとう直腸あたりまで来たようです。
よろよろとトイレに駆け込むわたくし。

なんか、出た? これ、出たの?

いつものような爽快な排便感がありませんが、変だなと思いながらも出したものを確認。

なにこれ! ほっそー!

なにやら頼りないものが…。太さ3cmくらいしかありません。
とりあえず出たってことで、ミッションクリアでいいのかしら?

出たものは微妙でしたが、看護師さんに報告。
看護師さんも喜んでくれてとりあえず5日目でようやく排便ミッションクリアできました。

ほっそいものしか出ませんでしたが、少しでも出すと痛みがかなり和らぎ、その後のお昼ご飯は美味しくいただくことができました。

昼ご飯はなんとか食べることができました。七分粥です。


その後さらに痛みが落ち着いてきたので久しぶりにシャワー浴をすることにしました
手術前に入ったきりなので5日振り!
湯船につかれるようになるのは手術1カ月後の検診のあとになるようです。

何度も痛みで汗だくになっていたのでシャワーだけでも頭も体もサッパリできて気持ち良かったです!

テープで止めてある傷口も石鹸を泡立てて、ていねいに洗いました

ようやく尿管ステントが抜ける

シャワーの後、風呂上がりのいい気分でのんびり歩いていたら、看護師さんが慌てて駆け寄ってきました。

「グリーンさん! これからすぐ泌尿器科に行ってもらえますか。ステント抜いてもらうそうです」

きたーっ!! ついに!
待ってたよーこの日を。



髪びしょ濡れのままでいそいそと泌尿器科の外来に向かうわたくし。
パジャマのままですが気にしません。入院患者ですから。

外来病棟は入院病棟と違ってみなさんきちんとした格好をしておられるのでわたくしはかなり目立っていたかと思いますが、そんなことも気になりませんでした。


ステント抜いてもらえるのは嬉しいんですが、痛いかも…。
ステント留置の日のことを思い出します。
あの日は本当に悲惨でした。

泌尿器科の診察台に座ります。
婦人科のものと同じ仕様の診察台、もう慣れたものですが恐怖感は比べものになりません。

泌尿器科の先生はわたくしの尿道にある糸を見て

「あれ! なんか、糸出てる!」
と。

わたくしは糸のいきさつを説明しました。

「これは、つらかったね、グリーンさん…」

なんと! 初めてわたくしのつらさをわかってもらえました!
涙が出そうです。。


若手先生にいつ抜いてもいいとか、泌尿器科の先生が忙しくて都合つかないとクールな逃げ技を食らいましたが、つらかったんですよ、本当に。

膀胱の中には浮遊物があって尿が濁っていました。やはりこれは手術の後すぐ抜いたほうが良かったようです。

そしていざステント抜きの瞬間、すーっと背中に違和感がありました
しかし、入れるときのような嫌な感じはありません。

ステントは尿道からスルスルと出てきて構えていたような痛みもなく、無事、左右の尿管から抜けました


長い間の膀胱と尿道の苦しみからようやく解放されました。



大きな病院とはこういうものかもしれませんが、婦人科は婦人科領域のみ、泌尿器科はそれ専門で、なかなかそれぞれの連携がよろしくないようです

つらいのは患者にしかわかりませんのでつらいことはつらいと、(控えめで遠慮がちな方は特に)強めに主張した方が良いようです

退院まであと数日ですが病院との付き合い方を学んだような気がしました。

夕食。ついにお粥から普通のご飯にかわりました。腸のためにも乳酸菌ジョアがうれしい

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