手術の同意書に書いてある合併症

医者様から手術内容について説明を受けたときに手渡された「手術説明同意書」。

入院の時にサインして持っていくことになっています。
同意書を見ながら医者様が手術の説明をしてくれました。ポイント部分だけさらっと言われる感じでしたが、こんな内容でした。

準広汎子宮全摘術。子宮と卵管、子宮頸部を切除する
開腹による手術。お腹の真ん中を縦に切る
朝1番目の9時から手術スタート
手術時間は約3時間の予定

医者様からの説明を聞きながら、頷くわたくしでしたが、同意書に書いてある他の部分の説明が気になってました。

他の説明の部分を帰宅後じっくり読んでみるとリスクについての説明がけっこう怖い内容です。

手術中に術式変更の可能がある

『手術中に卵巣・その他の摘出を余儀なくされる場合があります。』
とあります。

お腹開いてみてわかることもあるんですね。子宮頸部高度異形成の診断だったが癌化していて卵巣も切除しなければならなかったとか、卵巣に異常があったとか予想外の状態だったら取りますよ、ということですね。

もしそうなったらわたくし手術中全身麻酔で意識がないので手術後に説明を聞くことになるんでしょうか…。
可能性は低いとはいえ覚悟して挑めよということですね。

合併症が起こる可能性もある

さらに同意書には合併症についての説明もありました。

術後に創部が開いてしまう可能性があります

開いちゃうことってあるんですね。
これは切開した腹部もですが、縫って閉じた膣の奥の部分も開いちゃうかもってことですよね。
怖い…。


腸や膀胱・尿管が損傷され修復手術が必要になる場合があります

腸や尿管が損傷されたら排泄障害が起こりますよね。子宮筋腫と子宮頸がんがなくなっても排泄障害が起きてしまったら仕事どころじゃありません。
こんなことが起きないように祈るしかないのでしょうが。


他にも輸血、肺塞栓、腸閉塞が起きる可能性があることなどがありました。
怖いですね…。

100%安全な手術はないとわかっていても、その可能性を具体的に示されると不安になるものです。


そしてこの「同意書」というのは、手術にはこういうリスクがあるんだからこういう合併症が起きても訴えるなよ、と言われてるんでしょうか?
わたくしそう思ったんですが、「同意書」というのは手術内容に同意しましたというだけで、「何かあっても文句言うなよ」という意味ではないようです。
当然医療ミスが疑われるような状況になったら声をあげてもいいのですね。

それでも日本の医療はとても充実しているのでそんなに不安になることもないのですが。わたくしもこの「同意書」を読むまでよくある手術だし大丈夫、と安心してました。
だからこそのリスクの説明なんでしょうね。

そしてなにかあっても「同意書」にサインしたから文句言ってはいけないということではないようなので、みなさまもご安心ください。

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